こんにちは 副住です。
もう公になっていることですので、ご連絡いたします。
先日、モトクロス界で有名な佐藤健二さんが事故でお亡くなりになりました。
明日、明後日と西照寺の本堂にてお通夜とご葬儀が営まれます。
故人は本田の技術研究もされ、開発されたエンジンもあるそうです。
どのような世界でも、時代をリードすることは、とてもエネルギーが必要ですし、
ことさら、信念がないといけないのだろうと想像します。
また、故人は人材育成にも力を入れられていたようで、昨夜も故人と面会させてくださいと
お寺に来られる方がありました。
突然の訃報で、多くの方々が悲しみ、惜しむ声が絶えません。
どのようなご葬儀でも同じですが、人が亡くなるというのは、本当に受け止められないし、
受け止めたくない出来事です。
しかし、必ず死はやってきます。
死への時間の逆算をするとき、私は今、何をしなければならないのか。
とても大切なことですが、問題はその死がいつくるのかがわからないことですね。
いつくるのかわからない死、どう時間の逆算をすればいいのか、とても大きな問題です。
故人は、仏様の世界へと往かれました。
仏様の世界は、私達の世界とはあり方が違うそうですが、繋がっています。
もちろん、生前のように姿形を確認して、会話ができるあり方ではありませんから、そこは悲しいですが、
しかし、私達の生き様は、仏様の世界からみえるそうです。
故人が亡くなったから終わりではありません。
故人は仏様となり、モトクロス界を中心に、それぞれの人生の歩み方をみられるのです。
仏様の世界を表現したものが、お寺の本堂であって、ご自宅のお仏壇なのです。
そこに手を合わせるとき、故人と繋がっている世界を確認できます。
故人に恥じない生き様をおくることこそ、残された者の使命かもしれません。
仏様の世界に往かれた故人を確認し、残された者が仏様にみられる人生を歩む心を新たにする
そんな儀式こそ、明後日迎えるご葬儀となります。
多くの皆様にとって、意味の深いご葬儀ですので、お参りされる心構えとしていただきたく思います。